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プチヴェール

ケールと芽キャベツから誕生したバラの様な形で、上品なほんのりした甘さとコクがあり、癖がない野菜です。

栽培方法(マスダ採種場ホームページより)

【定植】
畝型/平畝、マルチ使用または、高畝一条植
一条植 : 畝幅80~100cm、株間70~75cm
二条千鳥植 : 畝 巾160cm、株間70cm
栽植本数 : 10a当たり1,300~1,500本

ポイント1: 旺盛に生育した株の場合、最大で葉の先端~先端(さしわたし)が1m程にもなるので、畝間はなるべく広くすること。狭いと薬剤散布時や収穫時の作業性が悪くなり、日照不足で芽の生育も遅れる場合があるので注意すること。
ポイント2: 樹の倒伏予防と、根量増加による生育促進の為、株元への土寄せを行う。(おおよそ定植1ヶ月後)

【肥培管理】
元肥として全施肥量の3分の1を施し、初期生育を旺盛にする。残りの3分の2は追肥として3~4回に分けて与える。追肥は、定植から1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後、収穫期間中を目安に行う。

全施肥量 : 10a当たり、窒素30kg、リン25kg、カリ40kg前後。

ポイント1:植物体の大きさによって可食部の付く数が違うので、初期生育を大切にする。追肥時にリン酸を施することによって、収穫し易い締まったプチヴェールになる。
ポイント2:化成肥料は極力控える。窒素肥料が野菜の甘みを奪い、苦味を作る。有機肥料を使用するとおいしい実ができる。
ポイント3:元肥に高度化成等を用いるのは、なるべく避ける。プチヴェールは窒素の吸収力が高いので、生育初期の適度な窒素施用は生育中期以降のわき芽の異常伸長や生長点が二股に分枝する因となるので注意すること。

下葉かき : 初霧が降り初める頃になると樹の生育期(栄養生長期)も終わり、わき芽の生育期(生殖生長期)に変わり、わき芽(プチヴェール)が肥大してきます。樹の最下部のわき芽の大きさが直径3cm位になったところで本葉を下から上に向かって切除してゆきます。最初は樹高の4分の1程のところまで下から切除し、その後、生育したわき芽(プチヴェール)を収穫する。そして順次、上部を同じ様に作業していく。
支柱 : 背丈が80cm程に生長する為、支柱を必要に応じて立てる。特に生育初期に必要。
不良品の早期除去 : 幹の下部、地際の可食部の一部に外葉が異常に伸びた不整形な可食部や虫食いができたら、早めに除去し可食部の生長を促す。
ポイント:冬期になり地温が下がると根からの肥料吸収量が低下します。その際に不足する栄養素を補う為に、本葉の養分がわき芽に還流し、肥大させます。従って急激で過大な切除を行うと、わき芽の生育に影響が出ますので注意して下さい。

【収穫】
収穫に適した大きさになった実を、実と実の間に指を入れて斜め下方に折り採るように収穫する。収穫したプチヴェールは葉が開いている為、アブラムシなどの害虫や、ほこりなどの異物が入っている場合があるので、水で洗い落とし水切りした後、折り取った茎を、黄変したり虫害で穴のあいたりした葉と共に切除する。その際セラミックナイフを使用すると切断面の黄変を遅らせる効果がある。定量をパッキングし、出荷する。

  1. 下の方のわき芽(プチヴェール)が2~3cmくらいに肥大してきたら、あらかじめ本葉を下から3分の1~4分の1程度折り取ってください。日に当ることで色濃く、冷気に当ることで糖度ののりが良くなります。(わき芽(プチヴェール)を収穫後、順次その上の本葉を折り取って下さい。)
    ※外葉を一気に取り除くと、株全体の生育が衰えることもありますので、わき芽(プチヴェール)の生長の具合を見ながら作業を行って下さい。
  2. わき芽(プチヴェール)の収穫が半分位終わった頃、追肥を行って下さい。

プチヴェール

苗形体
ポット
定植時期
7月下旬~8月中旬
収穫時期
12月~翌年3月
品目
非結球芽キャベツ